学校による就職活動サポート

就職活動サポート全般

McCombsの学生の約半数は、On Campus Recruitingで就職を勝ち取っています。2008年夏に改築されたFord Career Center(ビジネススクールの建物3階)に面接用のブースが多く並び、全米から様々な企業がMcCombsの学生を獲得すべく訪れます。投資銀行、コンサルティング、エネルギー、ハイテク、CPGなど業界も様々です。特にTexasの経済の中心地、ヒューストンやダラスの人材市場では圧倒的なプレゼンスを誇るため、Texas州内に本社を置く多くの企業がリクルーティングに訪れます(Fortune 500のうち52社がTexasに本社を置き、その数はCalifornia(53)に次いで全米2位(Fortune500, 2012より))。多くのアラムナイが働くエネルギー業界では、全米でも指折りのファイナンス教授、Titman(2012年からAmerican Finance AssociationPresidentを務める)のEnergy Financeの受講生が活躍しています。東/西海岸へのCareer Trekや学校でのキャリアイベントなど、様々なネットワーキングイベントが催されています。

 

近年、Web上での情報整理が進んでおり、卒業生検索、フルタイム/インターン情報や採用情報のデータベースからキャリアイベントの検索、登録までを全てオンラインで行えるようになっています。また、Webに登録したResumeを見た企業がインタビューのインビテーションを送るという機能もあります。

 

キャリアセンターによるインタビュー練習以外でも、外部コンサルタントによるインタビュー対策セミナーやインターン準備セミナーなど、就職活動全般を円滑に行うための情報提供機会は数多く存在します。

 

こういった様々な工夫が評価され、2008年、The Princeton ReviewでUTは"Best Career/Job Placement Service"で1位を獲得しました。

 

International Studentへのサポート

サブプライム問題以降の不況のため、International Studentは一時期米国での就職活動は非常に難しくなっていましたが、ここ最近は若干回復傾向にあるように見受けられます。例えば2009年のサマーインターンでは、それまで大口の採用先であった投資銀行が公的資金を受けていたためにNon-US Citizenの受け入れが出来ず、McCombsだけでなく他のトップスクールでもInternational Studentは苦戦を強いられたと聞いていますが、2011年においては多くのInternational Studentが投資銀行でのサマーインターンを経験しています。そして最終的に、2011年(Class of 2012)はMcCombsでは99.5%の学生がサマーインターンを勝ち取っています(McCombsキャリアサービス発表)。

 

McCombsではキャリアマネジメントチームの中にInternational Student担当を設置し、キャリアセンターのInternational Studentへの就職サポートは非常に手厚いものとなっています。ただし、これは米国での就職を目指すことが前提となっていますので、米国でなく日本での就職を目指す日本人私費MBAは2年生やAlumniにコンタクトしてアドバイスを得るというのが現実的な手段と言えます。日本での就職を目指す場合、多くはボストンキャリアフォーラムでの面接、及び2年生冬休みの日本での面接を経てフルタイムのポジションを獲得しています。

 

個人ベースで活用できるサービス

McCombsでは個人ベースで利用できるサービスが以下の通り2つあります。

①コミュニケーションコーチ、②Peer Advisor

 

①は多くがコミュニケーション学をバックグラウンドに持ち、留学生に対してだけでなくアメリカ人生徒に対しても、効果的な面接やプレゼン、交渉等ができるようコーチングを してくれる指導員です。気軽にメールをしてアポイントメントが取れるようになっており、私もキャリアフェアの前に利用しましたが良い面接予行練習になりました。ボストンキャリアフォーラムでも企業によっては英語で面接を行うところがあるので、事前に確認されておくことをお薦めします。

 

英語に自信がない学生には、International Student向けのコミュニケーションコーチも存在します。例えば発音を徹底的に矯正してくれるエキスパートもおり、各国の発音の癖を熟知した上でコーチングしてくれます(日本に住んでいた事もあり、日本人の発音の癖も知っています)。

 

この①は半期4時間まで無料で活用できますとルール上はなっていますが、アメリカですのでコーチとの交渉次第で時間数を増やす事は十分に可能です。投資銀行のインタビュー前に、3週間位前からこのコミュニケーションコーチと20時間以上ケースインタビューの練習をして最終的にオファーを獲得したアメリカ人の事例もあります。基本的に他の人が利用できなくなる位に独占している状態でない限りは大丈夫というのが大方の理解です。

 

このコーチは30人以上おり、それぞれが得意分野を持っていますので、学生が各自のニーズに応じて適切なコーチにコンタクトをしてアポイントメントをとることになります。

 

②は、2年生のボランティアで構成される進路相談員です。様々なバックグラウンドを持つ生徒で構成されており、自分のキャリアプランに合うAdvisor を選んで相談することになります。小さなPeer Advisorオフィスに必ず一人は相談員がおり、気軽に顔を出して相談できるようになっています。例えば「○○社に興味があるんだけど…」と相談に行くと、「あ、それなら○○さんがインターンやってフルタイムで戻るからコンタクトしてみたら?」という風にネットワーキングのお手伝い的なこともやってくれます。