International Program

McCombsでは、International Programにも力を入れています。その中でも特に人気のあるプログラムとして、Exchange ProgramとGlobal Connectionの2つが挙げられます。

 

Exchange Program

 

McCombsの提携先大学のMBAプログラムに、セメスター単位で交換留学するプログラムであるため、アメリカ以外のビジネスについても学びたいという方に最適な内容であると思います。

最近ではClass of 2023の日本人3名が、Spring 2023に欧州(スペイン、スイス、フィンランド)のビジネススクールに交換留学する予定です。

 

提携先一覧は、こちら

 

Global Connection

こちらのGlobal ConnectionはExchange Programと異なり、主に春学期の選択授業の一つです(一部秋学期に開講されることもあります)。自分の訪問したい地域を選んで、その土地のビジネスや文化について講義やゲストスピーカーの講和を通じて学び、その後実際に現地に行って企業訪問や文化体験等を実施します。訪問先の地域ごとにEnergyやSocial Entrepreneurship等のテーマが設定されており、講義・ゲストスピーカーの内容や現地で訪問する企業はこのテーマに沿ったものとなっています。現地の訪問期間は1~2週間程度で、春学期開講の場合は春休み(3月中旬)を利用していくことになります。

McCombsで2年間継続して学びたいが授業の一環で海外を訪問したいという方や、米国以外のビジネスについて興味がある方に最適です。実際に多くの学生にとって人気のプログラムとなっています。最近の訪問先としては、Argentina, Chile, China, India, Italy, South Africa, South Korea, Southeast Asiaが挙げられます。土日を中心にもちろん観光もしますので、クラスメートとのネットワーキングの良い機会にもなります。

例年日本人にも非常に人気のプログラムであり、2022年の春学期にはClass of 2023の日本人2名がArgentina & ChileとSouth Africaを訪問しました。人気プログラムであるがゆえに競争率は高めですが(McCombsはクラス選択に際して、多くのビジネススクールと同様Bid制を導入しています)、行き先を調整することにより、1年時・2年時共に当プログラムに参加することは十分可能です(2年連続でこのような海外企業訪問プログラムに参加可能なビジネススクールは少ないと思います)。海外企業訪問や米国外のビジネス環境・文化的側面に興味のある方は是非当プログラムへの参加をお勧めします。

 

Global Connectionの詳細はこちら

<体験談>

2022 SpringにEnergyをテーマとしたSouth America (Chile & Argentina) プログラムに参加しました。チリ・アルゼンチンのエネルギー状況の概要や両国企業のエネルギー問題への取り組みについて、講義やゲストスピーカーの講和、現地での企業訪問を通じて学ぶとともに、文化的側面や経済状況についての見識を深めることができました。

 

現地視察は約10日間の日程で、アルゼンチン・チリの農場・風力エンジ会社・銀行・製鉄会社・ワイナリー等を訪問し、各企業の事業内容に関連したエネルギー問題やサステナビリティへの取り組みについて話を聞くことができました。農場では、遺伝子解析を用いた継続的な肉質改善と効率的な牧場運営について、風力エンジ会社では、パタゴニア地方での風力発電所建設における課題とジレンマ(強風地での建設の難しさや自然保護との両立など)について、お話を伺いました。また、アルゼンチンで起きているハイパーインフレ(2022年3月時点で年率50%超)に対する国民の反応や日常での自衛策と、これに対する政策との関係から生じる独特な状況について生の声を聴くことができ、MBA生として貴重な機会を得られたと思います。

 

また、市中観光や文化体験(タンゴ鑑賞など)を通じ、現地文化への理解を深めることはもちろん、旅行を通じてクラスメートと仲良くなれたり、現地で働く卒業生とのネットワーキングができたりと非常に有意義な時間を過ごすことができたと思います。